用語集
家事援助と生活援助
家事援助とは、掃除や洗濯、料理、買い物など家事一般の援助をすることを指します。2003年の「介護保険制度」の改訂により、訪問介護の家事援助は生活援助となりました。
高齢者や障害者など、今まで通りの生活を続けるのが困難になり、誰かの手を借りたいという方のお手伝いをするのが、生活援助です。ちなみに、入浴・排泄などの援助するのは身体介護で、日常生活のお手伝いをするのが生活援助といわれています。
日常生活のお手伝い、家事、と聞くと家政婦と同じかと思われますが、生活援助の場合は、ホームヘルパーと呼ばれる方がお手伝いをします。ホームヘルパーには、介護に関する知識や、簡単な応急処置の方法、栄養に関する知識等が必要とされています。ホームヘルパーの「資格」というものは存在しませんが、ヘルパーとして働く場合は研修を修了している必要があります。
基本的には、生活援助をすることによって生活の質が固まって、自立意識を向上させるのが目的です。そのため利用する方の意思を尊重し、コミュニケーションをとることが求められています。
近年では高齢者が増加し、介護期間も長期化しています。社会的入院を解消し、在宅介護を促す意図もあり、2000年には、介護保険制度も施行されました。介護を必要とする人を社会全体で支え合う仕組みです。
介護が必要な方向けの生活援助のサービスも、提供しています。ぜひご利用ください。