用語集
クエン酸
クエン酸とは、梅干しやレモンなどの柑橘類に含まれている酸味の成分です。イモ類のでんぷんを発酵させて抽出されたクエン酸は、疲労回復に効くと言われていることから、清涼飲料水やサプリメントの成分に多用されています。健康な人の身体は弱アルカリ性を保っていますが、疲れがたまってくると、酸性に傾きます。そこで、弱アルカリ性を保つ効果があるクエン酸が役立つのです。疲労回復のみならず、高血圧や動脈硬化の予防にも良いと言われているため、すぐれものです。
ちなみに、1日の摂取目安は約2gとされています。小分けに取るようにしましょう。
そんなクエン酸ですが、食品だけでなく、掃除にも使用されているのをご存知でしょうか。
お風呂場の水あか、キッチンなどの水回りに残ってしまった水跳ねの跡など、日常的に目にする汚れに効くのがクエン酸です。
クエン酸を水200mlに対し小さじ2分の一で薄めたものを布に含ませて拭くと、汚れが溶かせたりします。また、吹きかけると、カビの予防にもなります。なかなか落ちない頑固な汚れに対しては、たっぷり液を染み込ませた布を、しばらく汚れにパックしてからこするという方法をお試しください。
使用するときは、手荒れを防ぐために手袋をはめることをおすすめします。また、鉄や大理石に使用すると、表面が錆びて傷んでしまいますので、ご注意ください。